2009年09月29日

「プルトニウムが欲しい」という歌

ラジオカフェにて1.jpg



六ヶ所再処理工場のことを知ったのは、2年前、2007年の夏頃だったように思います。人づてに大量の放射能が放出される、ということを聴く機会が何度か続いたためでした。
それまでは再処理工場のことなど全く知りませんでしたし、原子力発電に関しても、「なんやかわからんけどすごいもんなんだろう」という漠然としたものでした。

それが、小泉金吾さんという、六ヶ所村で再処理工場に対して反対をし続けるお米農家さんを取り上げた「吾一粒の籾なれど」という映像作品や、鎌仲ひとみ監督の映画「六ヶ所村ラプソディー」を見たこと、そして、自分の職場である京都中央市場にも青森の生産物がたくさん入荷している現実を目の当たりにしたことで、この「六ヶ所再処理工場」や「原子力発電」が一気に身近なものに思えるようになりました。


知れば知るほど「こんなんでいいの?」みたいな???マークがいくつあっても足りないくらいに思えてきます。


何故こんなにデメリットの多い「原子力推進政策」「プルトニウム利用政策」が全く見直されないのか?という疑問があったのですが、最近何だかわかったような気になりました。
そんな歌を歌ってみました。


答えは、「いろんな人がいるから」これに尽きるんじゃないかと思います。いろんな人の、いろんな思いや、しがらみが絡み合ってこの現実の世界は動いているんじゃないかなあ、と。。。

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プルトニウムが欲しい 作詞・作曲 高野潔樹

プルトニウムが欲しい だって夢のエネルギーなんだもん
プルトニウムが欲しい だって子供たちのためなんだもん
プルトニウムが欲しい だって資源のない国なんだもん
プルトニウムが欲しい だって、何で?だって、何で?

原子力発電だけじゃ いつかウランが無くなっちゃうから
高速増殖炉ってやつで プルトニウムを燃やしてやるのさ

プルトニウムが欲しい だってプルサーマルやりたいんだもん
プルトニウムが欲しい だってプールが一杯なんだもん
プルトニウムが欲しい だって怖い人に殺されちゃうかもしれないんだもん
プルトニウムが欲しい だって、何で?だって、何で?

放射能なんて怖くない! だって目に見えないし 臭いもないし
俺が生きている間は 事故なんて絶対起こりゃしない

プルトニウムが欲しい だって核兵器作れるんだもん
プルトニウムが欲しい だって核武装ができるんだもん
プルトニウムが欲しい だって核実験一発くらいやってみたいんだもん
プルトニウムが欲しい だって、何で?だって、何で?

ヒロシマとナガサキで 亡くなった方にゃ申し訳ないけど
この国を守るために プルトニウムが必要なのさ

プルトニウムが欲しい プルトニウムが欲しい
だって、何で?だって、
なんで〜嫌〜念!!

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・夢のエネルギー源になる、と言われて進められていった「核燃料サイクル計画」の実情は、、、

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河野太郎氏が語る「再処理工場の秘密」 より
http://vanillachips.net/archives/20060816_1625.php


(原子力発電の燃料となる)ウランを燃やすとウランの燃えかすが出てきます。これが使用済み核燃料。使用済み核燃料とは何かというと、ウランを燃やして出た燃えかすです。本来なら、燃料を燃やして燃えかすがでました、燃えかすを処分しましょうで終わりです。
 しかし、使用済み 核燃料の場合はそうではありません。この使用済み核燃料を再処理するとプルトニウム が採れて、高レベル放射性廃棄物という第二段階のごみが出ます。


 このプルトニウムを高速増殖炉というもので燃やすと、投入した以上のプルトニウムが出てきます。今から3、40年前に、日本で原子力発電をやろうよ、と言ったときに、その頃の人は何を考えたかといいますと…。


 ウランというのも貴重なものであります。日本ではあまり出ない。ウランを取ってきて、ウラン燃料を作って原子力発電所で燃やして使用済み核燃料が出てきて、それを再処理するとプルトニウムというものが出てきて、プルトニウムを高速増殖炉で燃やす と、不思議なことに投入した量以上のプルトニウムを取り出すことができるので、そのプルトニウムをもう一度使って発電して…。


 これができるとウラン燃料とプルトニウムで千年単位で発電することができるようになります。だからこれを夢の核燃料サイクルと当時は言ったわけです。
 だから、高速増殖炉でプルトニウムを増やしていけば、中近東の石油に依存せずに日本はエネルギー源を確保できる。すばらしい夢の核燃料サイクル。これをやらなきゃいかんと、だいたい30年くらい前に国の方針を決めたわけです。


 政府の文書でも、30年経ったら高速増殖炉ができるから、プルトニウムをそこで燃や すことができると書かれていて、なるほどすばらしい、と思って30年経った。しかし、高速増殖炉は完成しませんでした。最近出した政府の文書ではなんと2050年までは高速 増殖炉はできないと言っています。


 30年前に30年後と言っておいて、30年経ったら50年後だと言う。50年たったらどうな るかわかりませんが、ひょっとしたら100年後くらいになると言っているかもしれません。


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・日本の高速増殖炉実用化目標修正の歴史(原子力開発利用計画・原子力政策大綱より)

改訂年      高速増殖炉実用化見通し   実現までの年数
第1回1956年
第2回1961年
第3回1967年 1985〜1988年    18〜21年
第4回1972年 1985〜1994年    13〜22年
第5回1978年 1995〜2004年    17〜26年
第6回1982年 2010年頃        28年
第7回1987年 2020〜2030年    33〜43年
第8回1994年 2030年         36年
第9回2000年
第10回2005年 2050年頃       45年


・プルトニウムを有効利用できると言われている高速増殖炉の完成予定は遠ざかる一方です。


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・世界各国の高速増殖炉の開発段階と深刻な事故

実験炉→原型炉→実証炉→商業炉、という段階を経て初めて発電用の炉となるが、商業炉を完成させた国はありません。


アメリカ 実験炉  EBR−1(1955年核暴走事故) 
          エンリコ・フェルミ(1966年炉心溶融事故)
     原型炉     クリンチリバー(1983年計画中止)
     実証炉・商業炉  なし
     断念時期 1983年上院がクリンチリバー予算を否決

イギリス 実験炉  DFR(1959年以降各種トラブル)
     原型炉  PFR(1987年蒸気発生器事故)
     実証炉・商業炉  なし
     断念時期 1988年サッチャー首相の廃止決断

ドイツ  実験炉  KNK−2
     原型炉  SNR−300(1984年以降相次ぐナトリウム漏れ火災事故)
     実証炉・商業炉  なし
     断念時期 1991年9月政府・電力・メーカーが廃止合意

フランス 実験炉  ラプソディ(燃料棒破損事故)
     原型炉  フェニックス(1989年出力異常振動事故、その他ナトリウム漏れ多数)
     実証炉  スーパーフェニックス(1987年燃料貯蔵槽ナトリウム漏れ)
     商業炉  なし
     断念時期 1997年ジョスパン首相の廃止宣言

日本   実験炉  常陽
     原型炉  もんじゅ(1995年ナトリウム漏れ火災事故)
     実証炉・商業炉 なし
     断念時期  ???

出典「高速増殖炉からの撤退」ストップ・ザ・もんじゅ

・高速増殖炉の開発に成功した国はありません。

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・高速増殖炉の建設費の高騰
              当初見積額        最終評価額

アメリカ  クリンチリバー 約4億ドル(1972年)  約31億〜88億ドル(1982年)

イギリス  PFR  約2900万ポンド(1966年) 約4450万ポンド(1974年)

ドイツ   SNR300 約6,7億マルク(1969年)約67億マルク(1982年)

フランス スーパーフェニックス 約18億〜20億フラン(1972年) 約344億フラン(1994年

日本   もんじゅ   約360億円(1972年)  約5885億円(1994年)


出典「高速増殖炉からの撤退」ストップ・ザ・もんじゅ


・当初見積額と最終評価額は約2〜15倍と、建設費は、かなり高騰しています。

・もんじゅは建設費の他に、維持管理費3146億円、09年度予算409億円を計上。

・商業炉を完成させた国が無いことを考えると、今後もこの高速増殖炉に税金や、電気代が使われていくのは究極の無駄ではないでしょうか?



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・六ヶ所再処理工場の建設費(日本原燃パンフレットより)

申請時見積もり(1989年) 2008年3月
7600億円         2兆1930億円


・約3倍に増加。
・電気事業連合会はバックエンドコスト(40年操業、廃炉・解体含む)を19兆円と試算したが、それも3倍以上に膨れ上がる可能性が高いと言えるでしょう。
・ちなみに1兆円は1日に100万円使っても2739年かかる。


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・日本のエネルギー研究開発費の内訳

・91年度予算 出典「高木仁三郎が語るプルトニウムのすべて」

・高速増殖炉・新型転換炉 20%
・核燃料サイクル     16,0%
・その他原子力      36,4%
・化石燃料        10,0%
・新エネルギー      3,6%
・その他         13,7%

・出典「2005IEA(国際エネルギー機関)」

・原子力   64%
・省エネ   12%
・化石燃料  9%
・再生可能エネルギー  7%
・その他   7%

・原子力偏重のエネルギー研究開発予算が、自然エネルギーを普及・推進させることを阻んできたといえるでしょう。

・今後どのように変わっていくのか?変わっていかないのか?
しっかりと目を光らせておく必要があるでしょう。

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posted by 再処理を案ずる府民の会、高野潔樹 at 13:00| 歌を歌いました。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月28日

日本全国からの布メッセージー上関原子力発電所建設計画に対する全国からの声



山口県の上関原子力発電所建設阻止行動の続く田名埠頭に、毎日続々と布メッセージが寄せられているようです。
Tシャツにメッセージを書いたものから様々で、映像とともに使用されている歌も良い感じです。
ぜひとも見て、何かを感じてください。


最近は「まだ集めていますか」「期限はありますか」という問い合わせを多いそうですが、メッセージは引き続き募集中していて、期限は特に設けない予定とのことです。

(送付先にさせて頂いている「祝島島民の会」の方々との相談のうえで判断されるそうです)


すべての映像・写真は、転載・転送・転用自由とのことです。



・YOUTUBE「全国から寄せられた布メッセージ(2009年9月27日・田名埠頭)」撮影:山戸孝/編集:冨田貴史

http://www.youtube.com/watch?v=QEbF-TP6_7U



・Picasaウェブアルバム「布メッセ−ジ」撮影:藤本直洋

http://picasaweb.google.co.jp/nuclear.trick/NkdKPB#




・上関デジブック「各地からのメッセージ―上関に寄せられた布メッセージの写真で
す―」撮影:全国のみなさん

http://www.digibook.net/open_blogparts.php?cd=u[3wPoNMQ55KIuWSNG]r[94e674b28
f0f7251feeb6da587c4aea8
]



posted by 再処理を案ずる府民の会、高野潔樹 at 02:56| 上関原発建設計画・祝島のことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月27日

(続)10.3 NO NUKES FESTA 2009 〜放射能を出さないエネルギーへ〜(関連企画など)

10.3 NO NUKES FESTA 2009
〜放射能を出さないエネルギーへ〜

日時:2009年10月3日(土) 入場料:無料
開場:10 : 00 開会:11 : 00 パレード出発:15 : 30
会場:明治公園(新宿区霞岳町)
JR「千駄ヶ谷」駅 下車 徒歩5分
東京メトロ・銀座線「外苑前」駅 下車 徒歩5分
内容:ステージ/ブース/ワークショップ/パレード 等
主催:10.3 NO NUKES FESTA 2009 全国実行委員会

TIME SCHEDULE
10:00〜 開場
11:00〜 ステージ第1部・開演 / ブース・オープン
14:00〜 ステージ第2部(全体集会)
15:30〜 パレード出発

注意事項・留意事項など
○マイ箸やマイカップ、マイ食器のご持参にご協力下さい。
○ゴミは各自でお持ち帰りをお願いいたします。
○授乳室を儲けておりますので、お子様連れでお気軽にご参加ください。
○会場内でのチラシ・フライヤー配布は、賛同団体のみに限らせて頂きます。ご協力を宜しくお願いいたします。


●NO NUKES FESTA 2009 企画 ・10月2日(金)

ーーーーーーーーーーーーーー
2009年10月2日(金) 18:30〜20:50
会場:総評会館(御茶ノ水)
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 MAP →
入場:無料

●分科会
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「核燃料サイクル-現地の抱える問題」
〜核燃料サイクルの流れと現状、現地での状況と私たちの課題〜
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18:30〜20:50 / 総評会館大会議室
発言者:山本若子(歯科医 / 青森県保険医協会理事)
永田 文夫(三陸の海を放射能から守る岩手の会)
水上 賢市(福井県平和・環境・人権センター)
深江 守(脱原発ネットワーク・九州)
芦原 康江(島根原発増設反対運動)
日下 郁郎(原子力発電を考える石巻市民の会)
本田 正(核廃棄物施設誘致に反対する道北連絡協議会)
イ・ソンホク(韓国・青年環境センター)
伴 英幸(原子力資料情報室) (敬称略、順不同)

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「原発現地から」
〜新・増設反対問題に取り組んでいる現地の話と私たちの課題〜
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18:30〜20:50 / 総評会館201号室
発言者:清水敏保(上関原発を建てさせない祝島島民の会)
高島 美登里(長島の自然を守る会)
塚本 千代子(浜岡原発を考える静岡ネットワーク)
竹田 とし子(大間原発訴訟の会)
鳥原 良子(川内原発建設反対連絡協議会)
武本 和幸(原発反対刈羽村を守る会)
チェ・スーシン(台湾・映画『こんにちわ貢寮』監督) (敬称略、順不同)

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「原発茶会 〜私たちにできること〜」
〜アイデア・アクションプランを出し合い、話し合う〜
--------------------------------------------------
18:30〜20:50 / 総評会館205号室
ファシリテーター:冨田 貴史
ゲスト:纐纈 あや(映画『祝(ほうり)の島』監督)
山秋 真(『ためされた地方自治 原発の代理戦争にゆれた能登半島・
珠洲市民の13年』著者)
*当初出演予定だったプロサーファーの木下デヴィッドさんは、
試合出場のためキャンセルとなりました。

●発言者およびゲストは、変更になる場合があります。
●託児はありませんが、乳幼児連れの来場を歓迎します。何か困りごとが起こった場合は、スタッフがサポートします。分科会の会場と同じ階に親子休憩室を確保しています。


広河隆一チェルノブイリ写真展
本年3月撮影の最新の写真を含む20点
日時:2009年10月2日(金) 9:00〜20:00
場所:総評会館1F ロビー
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 MAP →
主催:チェルノブイリ子ども基金


●「岩手を助けてください!」
今なら再処理工場を止められる
日時:2009年10月2日 (金) 18:00〜20:50
会場:総評会館  
東京都千代田区神田駿河台3-2-1 MAP →
主催: 豊かな三陸の海を守る会  
連絡:morikko●jeans.ocn.ne.jp (●を@に入れ替えて送信ください)


●地球温暖化問題を考える集会
広瀬隆氏講演「二酸化炭素温暖化説はなぜ崩壊したか」
二酸化炭素温暖化説を信じている方が、たくさん来場してくださることに期待します。そして、誤りない科学のもとに、共に議論を深めましょう。
日時:2009年10月3日(土) 18:00〜21:00
会場:全水道会館
東京都文京区本郷1−4−1(JR水道橋駅東口下車徒歩2分) MAP →
資料代:1000円(予約不要)
主催:「終焉に向かう原子力」実行委員会 連絡:03-3739-1368



2009年10月4日(日)
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●みんなで知恵を出し合う討論会
*放射能を出さないエネルギーとは 〜どう実現するか〜
*原発・再処理・もんじゅ 〜プルサーマルを止める方法〜
*東京(湾)に原発出現・艦載機騒音も 〜撤退させる方法〜
日時:2009年10月4日(日)
会場:きゅりあん(品川区立総合区民会館) ※駐車スペースはありません
東京都品川区東大井5-18-1
京浜東北線・東急大井町線・りんかい線大井町駅前 MAP →
参加費:
主催:10.4実行委員会 連絡:たんぽぽ舎/03-3238-9035


●Bee's Cafe
〜Vol.1 六ヶ所から見つめる未来〜
美味しい、たのしい、あたらしい環境会議。
「ワールド・カフェ」スタイルの交流会
日時:2009年10月4日(日)10:00〜16:00
会場:きゅりあん(品川区立総合区民会館) ※駐車スペースはありません
東京都品川区東大井5-18-1
京浜東北線・東急大井町線・りんかい線大井町駅前 MAP →
参加費:1000円(おもてなしドリンク&スイーツ付き/要予約)
主催:Bee's Cafe Project
連絡: bees-cafe●nonukesmorehearts.org
(●を@に入れ替えて送信ください)
WEB: http://www.nonukesmorehearts.org/bees-cafe.html


●「へばの」上映会・木村文洋監督トーク
六ヶ所村で生活する男女の運命を描く
日時:2009年10月4日(日)
上映時間:1回目10:30〜 2回目13:00〜
会場:品川区立中小企業センター MAP →
入場料:
主催:「へばの」上映実行委員会 連絡:090-6487-5588





posted by 再処理を案ずる府民の会、高野潔樹 at 09:12| 催し・上映会・企画の案内だよ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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